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庇(ひさし)の感知器【設置基準】

庇(ひさし)熱感知器

https://aokibosai.jp

お悩みタマスケ
お悩みタマスケ
庇(ひさし)って‥火災報知器の設置基準どうなってるの?
結論から言いますと庇の長さが5m超えていたら、差動防水型の熱感知器(※推奨)つけます。
管理人

先日、㈱石井マーク様(@ishiimark_sign)が以下のツイートを投稿されていました。

点検タマスケ
作業着で何やら天井に怪しげな棒を近づけ、周囲の目線をかっさらっているのが我々消防設備士ですな。
絵中の消防設備士は加熱試験器っぽいモノを持っていますから、熱感知器の試験をしていると分かります。
管理人
防災猫
いや、それより黄門様の一番大事なシーン見てあげてッ!!

庇(ひさし)の感知器【設置基準】

◎ 庇(ひさし)の長さ5m以上で感知器を設置

庇(ひさし)熱感知器

庇(ひさし)部分の長さが5m未満であれば感知器不要(※屋外扱い)で、5mを超えていれば感知器を設置します。

庇(ひさし)熱感知器

参考第 13 自動火災報知設備_明石市第 13 自動火災報知設備_船橋市

ただし、消防法施行規則第23条第4項第1号ロ「上屋その他外部の気流が流通する場所で、感知器によつては当該場所における火災の発生を有効に感知することができないもの」については感知器を設置しなくてもよいと謳われています。

水晶タマスケ
外気がビュービューかかる場所の感知器は誤作動しやすい‥ってのは定石ですからケースバイケースですな。
設置義務あるものの『絶対コレつけたら誤作動するやろ‥』ってな場合については所轄消防署さんと要相談です。
管理人

 

◎ 差動防水の熱感知器がオススメ!

最も一般的な熱感知器は温度差を検知する “差動式スポット型熱感知器” ですが、5mを超える長さの庇(ひさし)に設置する場合は “防水” の機能を兼ね備えた “差動防水” を設置することが多いです。

差動式スポット型感知器 2種(防水型)

参考差動式スポット型感知器 2種(防水型) BVN429221K Panasonic

湯切りタマスケ
どうしても外気に触れる場所やと雨風とか湿気の影響で誤作動しやすいから、防水タイプを設置するのがベストだよね。
おそらく庇(ひさし)に熱感知器を入れる際には、所轄消防署の予防担当者さまからも『差動防水で‥』って指導あるかと。
管理人

 

◎ 下がり壁がある場合は5m未満でも屋内扱い!

庇(ひさし)熱感知器

庇(ひさし)の長さが5m未満であれば屋外扱いで感知器の設置が不要でしたが、下がり壁等がある場合には直接外気に触れていても屋内扱いとなり庇(ひさし)の長さに関係無く感知器の設置を要します。

下がり壁 庇(ひさし)熱感知器

参考自火報・防排煙の基礎資料_ホーチキ㈱

フランクフルト
熱感知器の場合は長さ0.4m以上の梁があったら、感知区域も別になりますから「別の空間」みたいな扱いになりますよね。
ただ‥例えば台風とか横殴りの雨で下がり壁あっても水がかかる場合あるから、やはり差動防水を設置すべき場面になるかと。
管理人

もし庇(ひさし)の熱感知器を試験する消防設備士を見かけた場合、上述した様な事柄を想起しつつ凝視して下さいませ。

 

◎ まとめ

  • 庇(ひさし)部分の長さが5m未満であれば感知器不要(※屋外扱い)で、5mを超えていれば感知器を設置した。
  • 5mを超える長さの庇(ひさし)に設置する場合は “防水” の機能を兼ね備えた “差動防水” を設置することが多かった。
  • 下がり壁等がある場合には直接外気に触れていても屋内扱いとなり庇(ひさし)の長さに関係無く感知器の設置を要した。
  • この記事を書いた人

アオキ シュンスケ

【経歴】鈴鹿高専材料工学科 ⇒ 静岡大学工学部(3年次編入学) ⇒ 院 ⇒ 鈴与㈱ ⇒ 青木防災㈱【保有資格】消防設備士全類・第二種電気工事士・工事担任者(AI・DD総合種)・第三種電気主任技術者【主な活動】月刊誌「電気と工事(オーム社)」コラム執筆・ブログ(月間25万PV)・Twitter企業アカウント(フォロワー数3.2万人)の運営

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