〈解説〉

写真と名称の正しい組み合わせは以下の通りです。

参考ニッタン㈱、ヤマトプロテック㈱

〈解説〉

屋上の補給水槽の設置目的について、福岡市の運用基準上で以下の通り謳われています。

故障等によりポンプが起動しない場合の一時的な消火用及び速やかな放水のため、補助用高架水槽または補助ポンプにより常時充水しておくこと。

参考第２ 屋内消火栓設備＿福岡市

〈解説〉

補助散水栓については、消防法施行規則 第１３条の６にて以下の通り謳われています。

• 補助散水栓箱には、その表面に「消火用散水栓」と表示すること。
• 補助散水栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分から一のホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設けること。
• 補助散水栓が設置されるいずれの階においても、当該階のすべての補助散水栓（設置個数が二を超えるときは、二個（隣接する補助散水栓のホース接続口相互の水平距離が三十メートルを超える場合にあつては、一個）の補助散水栓とする。）を同時に使用する場合に、それぞれのノズルの先端において、放水圧力が0.25M㎩以上で、かつ、放水量が六十リットル毎分以上の性能のものとすること。

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参考消防法施行規則 第１３条の６〔スプリンクラー設備の水源の水量等〕

参考株式会社横井製作所、広範囲２号消火栓・2 号消火栓及び補助散水栓 ＿消防機器早わかり講座

〈解説〉

写真のチーズは正確に言うと、主管65A位から部屋内の配管32A位へ分岐するための「異径チーズ」です。

〈解説〉

放水量は次式により算出します。

Ｑ＝Ｋ×Ｄ²×√10.2Ｐ

• Ｑ：放水量（ℓ／min.）
• K：１号消火栓は０．６５３、易操作性１号消火栓、２号消火栓及び広範囲型２号消火栓は型式により指定された定数を用いること。
• Ｄ：ノズル口径（mm）噴霧切替ノズルにあっては、棒状にした場合の口径
• P：放水圧力（MPa）

参考第２ 屋内消火栓設備＿堺市＿消防用設備等検査実施要領の送付について、“ピトーゲージ” って何？

〈解説〉

写真の機器の名称は以下の通りです。

Ａ：一斉開放弁	Ｂ：バタフライ弁	Ｃ：末端試験弁	Ｄ：ボールバルブ	Ｅ：流水検知装置

①は閉鎖型スプリンクラー設備の系統の末端にあるので、末端試験弁です。

②は開放型スプリンクラー設備の一斉開放弁で、③は試験弁(ボールバルブ)です。

閉鎖型スプリンクラーヘッド

舞台部

正しい配管系統図は以下の通りです。
(※系統図上に “✕” をする部分は割愛します。)

〈解説〉

〈解説〉

消防法施行規則 第１２条〔屋内消火栓設備に関する基準の細目〕にて、以下の通り謳われています。

ポンプの全揚程は、次の式により求めた値以上の値とすること。

Ｈ＝ｈ１＋ｈ２＋ｈ３＋１７ｍ

Ｈは、ポンプの全揚程（単位　メートル）

ｈ１は、消防用ホースの摩擦損失水頭（単位　メートル）

ｈ２は、配管の摩擦損失水頭（単位　メートル）

ｈ３は、落差（単位　メートル）

参考消防法施行規則 第１２条〔屋内消火栓設備に関する基準の細目〕

落差ｈ₃は系統図より
2.0+2.5+3.5+3.5+3.5+1.0＝16

よって
Ｈ＝4.0＋2.0＋16＋17
＝39 (ｍ)

150 ( ℓ / min) × ２＝300 ( ℓ / min) 

〈解説〉

消防法施行規則 第１２条〔屋内消火栓設備に関する基準の細目〕にて、以下の通り謳われています。

ポンプの吐出量は、屋内消火栓の設置個数が最も多い階における当該設置個数（設置個数が２を超えるときは、２とする。）に150 ( ℓ / min)を乗じて得た量以上の量とすること

参考消防法施行規則 第１２条〔屋内消火栓設備に関する基準の細目〕

よって、系統図の１階部分の屋内消火栓台数が２台である為、150 ( ℓ / min) × ２＝300 ( ℓ / min) となる。

〈解説〉

定格320( ℓ / min) および全揚程40(ｍ)の消火ポンプであれば、前問で導いた全揚程39(ｍ)およびポンプの吐出量300( ℓ / min) を満たすので、一見 “適 当” と判断できます。

しかしポンプ揚程曲線図をみると、ポンプの吐出量450( ℓ / min)で全揚程20(ｍ)まで落ちていることが分かります。

ポンプの放水性能について、加圧送水装置の基準にて以下の通り謳われています。

定格吐出量の150％の吐出量における揚程曲線上の全揚程は、定格吐出量における揚程曲線上の全揚程の65％以上であること。

定格吐出量320( ℓ / min) ×150(％)＝480( ℓ / min)

定格吐出量における揚程曲線上の全揚程40(ｍ)×65(％)＝26(ｍ)

これらよりポンプ吐出量480( ℓ / min)の時に、全揚程が26(ｍ)以上となる消火ポンプを選定する必要があると導けます。

よって、設問の消火ポンプ性能では “不 適 当” となります。

参考ポンプ選定のための資料＿テラル㈱、加圧送水装置の基準＿消防庁告示第８号