消防設備士 資格試験

【消防設備士】甲種5類の試験問題【法令・類別】

消防設備士 5類 法令類別

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お悩みタマスケ
お悩みタマスケ
甲種5類の勉強してるけど、避難器具に関する法令が全然頭に入ってこないよ…!
落ち着いて全体を見ると出るところが限られていると分かるから、類題をやってみましょうか。
管理人

特に甲5の場合は “法令 類別” の内容を頭に入れておかなければ、その後の「実技」でも同様の出題があるので要チェックです!

 

甲種5類の試験問題【法令・類別】

 

◎ 避難器具の設置基準

 

①避難器具を設置する防火対象物

(6)項ロ 福祉施設等の3階以上に設置できる避難器具の種類として、誤っているものはどれ?

  1. 避難橋
  2. 緩降機
  3. 救助袋
  4. 避難はしご

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4. 避難はしご

消防法施行令第25条〔避難器具に関する基準〕より、(6)項ロ 福祉施設等の3階以上には避難はしご不適と規定されています。

参考避難器具の設置基準

 

②避難器具の設置義務

避難器具の設置個数が2台以上となる防火対象物の階として、誤っているものは次の内どれ?

  1. (6)項二 幼稚園で収容人員が187人の3階部分
  2. (15)項 事務所で収容人員が243人の4階部分
  3. (1)劇場 で収容人員が298人の5階部分
  4. (6)項イ 病院で収容人員が130人の3階部分

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2. (15)項 事務所で収容人員が243人の4階部分

消防法施行令第25条〔避難器具に関する基準〕より(15)項 事務所の場合は150~300人で1台、301~600人で2台必要(300人を超えるときは一個に300人までを増すごとに一個を加えた個数以上設置する)となっています。

点検タマスケ
この辺は消防設備士の実務でも頭に入れておくと便利だよね。
避難器具が各階に1台ってのが基本だけど、建物によって『ん~、もう1台くらい収容人員と用途的にありそうだな‥。』とか察しがついたりしますよね。
管理人

 

③収容人員の計算

(3)項ロ 飲食店の収容人員の算定においては以下の項目を合算するが、この内で誤っている記述はどれ?

  1. 従業員数
  2. 固定式のいす席の場合は、その固定式のいすの数
  3. 長いすの場合は、正面幅を0.5mで除した数
  4. その他の部分については、床面積を5㎡で除した数

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4. その他の部分については、床面積を5㎡で除した数

消防法施行規則第1条の3〔収容人員の算定方法〕にて(3)項ロ 飲食店は『その他の部分については、当該部分の床面積を3㎡で除して得た数』と規定されています。

参考収容人員の数え方

大阪のオバタマ
大阪のオバタマ
これ、前ブログ “【過去問】消防設備士5類 “実技” に出た問題と解答” の製図1問目でも同じような出題あったやん!
頻出‥というか絶対出るレベルなので、確実に覚えておきたい所です。
管理人

 

◎ 避難器具設置台数の減免

 

④設置個数の一部免除

屋上広場に避難橋を設け、かつ該当項目を満たした場合における避難器具の減免に関する記述として正しいものはどれ?

  1. “すべての階” は避難橋の数を減らすことができる。
  2. “すべての階” は避難橋の数×2を減らすことができる。
  3. “直下階” は避難橋の数を減らすことができる。
  4. “直下階” は避難橋の数×2を減らすことができる。

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4. “直下階” は避難橋の数×2を減らすことができる。

消防法施行規則第26条〔避難器具の設置個数の減免〕にて『主要構造部を耐火構造としたものに避難橋を次に該当する屋上広場に設けた場合において、当該直下階から当該屋上広場に通じる避難階段又は特別避難階段が二以上設けられているときは、当該直下階に設置する避難器具の個数は算出して得た数から当該避難橋の数に2を乗じた数を引いた数以上とすることができる。』と謳われています。

制服タマスケ
制服タマスケ
設置個数の減免については、他にも倍読み(Ex. 200人→400人と設置義務が緩和)の規定である『主要構造部を耐火構造としたものであり、かつ避難階又は地上に通ずる直通階段で避難階段又は特別避難階段が二以上設けられていること。』辺りは押さえておきたいね。
消防設備士の試験では「ほぼ実務で使わない知識」まで出題されるけど、中にはガッツリ必要になる話も混ざっているので『コレ使いそう…』とかイメージしながら勉強すると捗る気がします。
管理人

 

⑤設置個数の免除

避難器具の免除に関わる消火設備は次のうちどれ?

  1. スプリンクラー設備
  2. 屋内消火栓設備
  3. 屋外消火栓設備
  4. 泡消火設備

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1. スプリンクラー設備

消防法施行規則第26条〔避難器具の設置個数の減免〕にて『スプリンクラー設備が、当該階の主たる用途に供するすべての部分に令第十二条に定める技術上の基準に従い、若しくは当該技術上の基準の例により設けられているときは当該階に避難器具を設置しないことができる…』と謳われています。

 

◎ 避難器具の設置場所

 

⑥避難器具専用室

避難器具専用室について、正しいものは次のうちどれ?

  1. 不燃材料または準不燃材料で区画されていること。
  2. 避難器具専用室の入口には随時開けることができ、かつ自動的に閉鎖することのできる高さ1.8m以上・幅0.75m以上の防火戸を設けること。
  3. 避難器具の使用方法の確認および操作などが安全に、かつ円滑に行うことが出来る明るさを確保するよう常時点灯の照明を設けること。
  4. 上昇口の上部が避難器具専用室である場合は、金属製のふたを設けること。

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2. 避難器具専用室の入口には随時開けることができ、かつ自動的に閉鎖することのできる高さ1.8m以上・幅0.75m以上の防火戸を設けること。

避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(告示第2号)にて、避難器具専用室について以下の文言が謳われています。

不燃材料で区画されていること。

避難器具専用室は、避難器具の使用方法の確認及び操作等が安全に、かつ円滑に行うことができる明るさを確保するよう非常照明を設置すること。

上昇口には、金属製のふたを設けること。ただし上昇口の上部が避難器具専用室である場合は、この限りでない。

参考第4 避難器具専用室

避難器具専用室って?

文字通り「避難器具のために設けられた部屋」なんですけど、あんまり見かけないので想像つきにくいですよね。

避難器具専用室

 

⑦避難器具の標識

避難器具に係る標識の規定について次のうち誤っているものはどれ?

  1. 標識の設置場所は、避難器具の直近の見やすい箇所及び避難器具の設置箇所に至る廊下・通路等に設けること。ただし、避難器具の設置場所が容易にわかる場合は標識を掲げなくてもよい。
  2. 標識の大きさは、縦0.12m以上・横0.36m以上とすること
  3. 避難器具である旨が容易にわかるシンボルマークを表示した場合は、「避難器具」又は「避難」若しくは「救助」の文字を有する器具名を記載すること。
  4. 標識の地色と文字の色は、相互に対比色となる配色とし、文字が明確に読みとれるものであること。

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3. 避難器具である旨が容易にわかるシンボルマークを表示した場合は、「避難器具」又は「避難」若しくは「救助」の文字を有する器具名を記載すること。

避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(告示第2号)にて、避難器具の位置を示す標識について以下の文言が謳われています。

標識には、「避難器具」又は「避難」若しくは「救助」の文字を有する器具名を記載すること。ただし、避難器具である旨が容易にわかるシンボルマークを表示した場合には、この限りでない。

よって、シンボルマークを表示した婆には器具名の記載を省略できます。

参考【保存版】避難器具にまつわる標識類の設置基準

勉強タマスケ
勉強タマスケ
標識の大きさとかも、出題される可能性あるから脳ミソに刷り込んでおきたいところやね。
5類もまた細かい数字を覚えるゲーム的な要素あるので、実務だとググれば済むことも暗記しなきゃならんのです。
管理人
参考
避難器具にまつわる標識類
【保存版】避難器具にまつわる標識類の設置基準

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◎ まとめ

  • 甲5の場合は “法令 類別” の内容を頭に入れておかなければ、実技でも同様の出題があるので要チェックであった。
  • 主に 「避難器具の設置基準」「避難器具設置台数の減免」「避難器具の設置場所」について出題されており、消防設備士の実務でも頭に入れておくと便利な内容と殆ど実務で使わない知識が混ざっていた。
  • ググれば済むことも暗記する、細かい数字を覚えるゲーム的な要素があった。
  • この記事を書いた人

アオキ シュンスケ

【経歴】鈴鹿高専材料工学科 ⇒ 静岡大学工学部(3年次編入学) ⇒ 院 ⇒ 鈴与㈱ ⇒ 青木防災㈱【保有資格】消防設備士全類・第二種電気工事士・工事担任者(AI・DD総合種)・第三種電気主任技術者【主な活動】月刊誌「電気と工事(オーム社)」コラム執筆・ブログ(月間25万PV)・Twitter企業アカウント(フォロワー数3.2万人)の運営

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