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【マーケティング】青木防災㈱のクロスSWOT分析【テンプレート】

青木防災㈱SWOT分析

https://aokimarke.com

強欲な青木
中長期的に組織が発展したり、それを通して消防設備業界が繁栄するためには何をすればいいの‥?
漠然と確からしいことは各々考えていると思いますから、それをSWOT分析なるテンプレートに当てはめてみましょう。
管理人

SWOT分析とは‥

SWOT分析とは、「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の頭文字を合わせた言葉です。これらの4つの点から経営や事業に関して、現状はどうなのかを分析し経営戦略を考えていきます。それぞれの社員や企業としての目標を決めることが一般的です。

参考:https://notepm.jp/template/swot

更に今回、より具体的な戦略を立てる為に「クロスSWOT分析」も併せて、以下の通りテンプレートに入力を行いました。

クロスSWOT分析

強欲な青木
それぞれの項目について補足し、確からしい戦略を導いてみましょうか。
導かれた戦略を把握して、それに概ね合致した行動を取り続けたいですね。
管理人

 

青木防災㈱のクロスSWOT分析

◎ クロスSWOT分析の目的

何故クロスSWOT分析を行ってみたかという理由は、以下の3つです。

  • 中長期的な繁栄をさせる為の戦略を確認したかった。
  • 営業力強化のための大まかな方針を導き出したかった。
  • 戦略を公開して社内外に青木防災㈱を知って欲しかった。

各々が持つ意見や確からしいと信じていることがあるかと思いますが、テンプレートに当てはめて『それって、こういう事だよね。』と導くと単純に効率が良いです。

例えば以前、消防設備業界の現状および課題と今後の展望って記事で『オーナー(管理権原者)様が法令順守する為に支払う費用が “認識の齟齬(そご)” により釣り合っていない現状‥』みたいな話を割と時間をかけて分かりやすく書いたつもりでした。

オーナーと消防関係者の三角関係

ところが、上記の話って “マーケティングミックスの策定” ってのがあって、企業視点と顧客視点を調和させるためのフレームワークと酷似していたんです。

化学タマスケ
化学タマスケ
わ!自分が思っていたのってコレと同じやん、長い時間かけて脳ミソ動かして車輪の再発明してしもた。…的な事が起こりますよね。
これやから最初にフレームワークに当てはめて戦略を練っておくってのが大切やと思うんです、より大きい成果が時間を節約して得られるので。
管理人

 

◎ SWOT分析における内部環境

内部環境とは自分や自社で調整可能な点、この場合だと青木防災㈱についての話になります。

内部環境 SWOT分析

 

強み

ざっくり言うと、老舗で経験値や技術力といった知的財産が溜まっていることに加えて、Web上での発信や設備投資といった今後発展する要素もあるというニュアンスです。

強欲な青木
もし “株” 買うんやったら…今後の青木防災㈱は他と比較して間違いなく上がりそうやね!
スンマセン、青木防災㈱は非上場なんで…。
管理人

 

弱み

顧問税理士さんより『青木防災㈱の給料は業界水準と比較してかなり高い』と言われている通り、弊社のサービス仕入れ額が高いことは弱みになり得るでしょう。

会社規模が小さいと、教育や研修制度といった部分には大手と比較すると全然できていない場合が殆どでしょう。管理人の前職時代、新卒入社後まもなく1ヶ月を超える海外研修がありましたから、社員育成制度に雲泥の差があるのは自明です。

また、当ページやaokibosai.comは全て管理人が作成・運営しておりますから、どうしてもアマチュア感が出てしまうことが弱みの一つと認識しています。

ピエロ
ピエロ
アマチュア感よりも “ネコ感” の方が出まくってるから、心配ないって。
それの “ネコ感” が時に相応しくない場合があるから、ページ二つに分けてんコッチは!
管理人

 

◎ SWOT分析における外部環境

外部環境とは自分や自社が置かれる環境の変化、つまり消防設備業界を含む建設業界にまつわる話になるでしょう。

外部環境 SWOT分析

 

機会

我々の生業は、消防法による強制力で需要が創出されています。

この強制力がなければ、住宅に消火器の設置義務が無い為、住宅用消火器が普及しない…と似た状況になってしまうでしょう。

また、その消防法によって “定期点検・報告” の義務がある為、お客様よりメンテナンス作業については安定的な受注を頂くことが可能な環境です。

現在、消防設備業界の中だけですと青木防災㈱はWeb上のプレゼンスが比較的大きい状態を保つことができています。

Webを活用した発信を通して、求人媒体を使わずに競争力のある仲間を社員として迎え入れることが出来たり、お客様と繋がることが出来ているのが今の状態です。

正義タマスケ
正義タマスケ
堅固な地盤があるからこそ、Web媒体といった飛び道具を用いることで成果が出やすい環境になってるよね。
これは青木防災㈱の企業努力もそうですが、消防設備業界という市場を築き上げてきた先人たちのおかげですから感謝し続けるべきでしょう。
管理人

 

◎ クロスSWOT分析

クロスSWOT分析では、縦横軸のカテゴリについてクロスさせて「強み×機会」「強み×脅威」「弱み×機会」「弱み×脅威」の4つを確認します。

クロスSWOT分析 青木防災㈱

 

強み×機会

まず、創業60年という歴史のある企業だからこそ持っている “経験値” や現場由来の “技術力” を強みを活かさない手はないでしょう。

消防設備業界という市場には「ちゃんとした仕事をしたいけど、会社の都合でできない。」という残念なパターンがあります。

それが嫌で、マトモで誠実な仕事をしたいが為に弊社へ来た仲間も少なくありません。

継続的に行ってきた誠実な仕事について発信することで、お客様や社員が魅力を感じることで良質で高付加価値のサービスが提供できるという好循環が今すでに生まれつつあります。

この青木防災㈱の「強み×機会」は、今後ますます伸ばしていきたいと思っています。

点検タマ王
色んな会社あるけど青木防災㈱は、実績からくる信用ベースの仕事が合ってるよね。
ちゃんと誠実なサービスやってるんだから、それを広報しなきゃ勿体無いっていう恵まれた状況かと。
管理人

 

強み×脅威

現在、消防設備業界で横行してしまっている “不適切な節約” という、お客様の為にならないはずの事象を是正する為にも強みを発信する必要があります。

それを優位に行う力がある青木防災㈱が積極的に着手し続けることで、消防設備業界の発展や次世代にマシな未来を残すことに寄与できると思ってます。

結果的に、商売が繁盛して中長期的に組織も繫栄するという状況を目指したいです。

また、例えば同じ仕事があったとして、お客様にとって同じに見える成果を出すだけでは淘汰される運命にあるでしょう。

個々の能力が高いメンバーがチームワークを発揮し、便利な工作機器を用いて迅速に納める等の強みベースの企業努力をサボらず継続することで差別化を図ることが可能です。

ダンクタマスケ
ダンクタマスケ
個性的で一芸に秀でているメンバーが集まっていて、力を併せて誠実に仕事ができるってのはホンマ有難い状況やで!
一見 “脅威” っぽい外部環境があるからこそ、自分たちの強みを発揮して差別化が図れる感じありますね。
管理人

 

弱み×機会

我々は大阪市平野区を拠点にする社員数14名の中小企業ですから、地域密着かつ少数精鋭で仕事を納めることが生き残る道となっています。

ただ仕事をして飯を食う…だけでは、やがて事業が立ち行かなくなるというのが会社の常ですから可能な限り継続できる様に工夫しなければなりません。

特に建設現場はこれまで職人の勘に頼って知見が蓄積されにくく再現性に乏しい状況にあったり、仕事は勝手に見て覚えろ的な価値観があると見受けられました。

社内的にも教育や研修といった能力開発に力を入れたいですし、それを社外にも継続的に発信することで全体最適に近づけるのではないかと思っています。

強欲な青木
せっかくの “労働” を “消費” していてはレベルアップのチャンスを逃し続けて、より広い視点で見た時に例えば他国との競争力が無い様な結末になりかねません。
そこへ管理人の様な “発信お化け” をブチ込むことで古き悪習を徐々に改善し、そのエッセンスが周囲に伝搬することで中長期的な営業力の強化に繋がるかと。
管理人
囚人T
囚人T
でもアンタ、吾輩に頼りっきりやん。
いつも手を借りさせて頂いております、誠に有難う御座います。
管理人

 

弱み×脅威

前記事 “消防設備業界のマーケットについて” でも触れた通り、消防設備業界の市場は住み分けがされています。

消防設備業界の市場構造

よって、まず過剰な価格競争が起こっている土俵では青木防災㈱は勝負になりません…というより土俵に上がろうとすらしません。

もしかしたら今後ますます市場全体の賃金低下が起こってくるかもしれません、現に『日当○○○○円でド素人を派遣しますよ』って営業もかかってきます。

そんな “ならず者傭兵部隊” を安易に利用してクソなサービスで現場を納めたフリをし続ける業者が増えれば、結果的に誠実な商売のできない業界となってしまうでしょう。

そんなダサくて魅力のない業界になったとして、例えば生き生きした将来有望な若者が入ってくる人がいると思いますか?‥管理人なら真っ平ご免です。

ですから、中長期的に誠実な仕事ができて結果的に繁盛する商売を継続できる様に、発信に注力している次第です。

強欲な青木
誰かがやらねばならんことだと思うから、それができる環境と立場に偶然おるアンタに踏ん張ってもらわなアカンな。
ちなみに尊敬する同業者の社長さんは消防設備業界に関する本を自費出版されます、背中を追うどころか背中押して持ち上げていきたいなと。
管理人

 

そして、今回の分析から中長期的な営業力の強化を図って「消防点検に関する発信を強化する」ってのを行っていこうと結論づけました。

理由としては、定期点検が商売の継続に対して寄与する部分が大きいことと、市場が荒れていて最適化する為の発信に期待される役割が大きいことです。

何か当たり前の結論に帰着した感じありますけど、SWOT分析してなかったら明確に意識して発信できてなかったと思うのでやって良かったなと。

この記事を書くに際して『また見られへんブログ書いてしもた…』感が凄かったですが、ここからまた有用かつ見られるページを量産していきますので皆さま何卒宜しくお願い致します。

 

◎ まとめ

  • 中長期的に組織が発展したり、それを通して消防設備業界が繁栄するためにSWOT分析なるテンプレートに当てはめた。
  • 青木防災㈱の強みは老舗で経験値や技術力といった知的財産が溜まっていることに加えて、Web上での発信や設備投資といった今後発展する要素もあることで、お客様や社員が魅力を感じることで良質で高付加価値のサービスが提供できるという好循環が機会を組み合わせることで期待できた。
  • 今回の分析から中長期的な営業力の強化を図って「消防点検に関する発信を強化する」ってのを行っていこうと結論づけた。
  • この記事を書いた人

管理人

【経歴】鈴鹿高専材料工学科 ⇒ 静岡大学工学部(3年次編入学) ⇒ 院 ⇒ 鈴与㈱ ⇒ 某A防災㈱ ⇒ 青木マーケ㈱※独立
【保有資格】消防設備士全類・危険物取扱者全類・第二種電気工事士・工事担任者(AI・DD総合種)・第三種電気主任技術者
【主な活動】月刊誌「電気と工事(オーム社)」コラム執筆・ブログ(月間40万PV)・YouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」の動画作成

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