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消防士・消防設備士の転職が難しい理由|後悔しない転職方法も解説!

先日、消防設備業界で転職を考えている若者と、その転職先候補である会社の社長と私という、なぜか他社の面接に私がいる三者面談みたいな格好の会食がありました。

その際、若者の志望理由や自己PRなどを聞いていると正直『こりゃ落ちるわ‥』と思いました。

その若者、実は一度その会社に落ちていて、それにも関わらず同じ会社に再び挑戦し、そこの社長と直接話していたのです。

消防署予防課のタマスケ
予防タマスケ
この諦めない心、熱い想い、報われてほしいと思います。
でも正直まるでダメだったので、このままでは再び落ちてしまうでしょう‥。
管理人

そこで学部生および院生で二回就職活動をし、かつ一度は大手企業に入社したものの転職活動をし、現在は面接をする側となっている私が消防士と消防設備士が転職に失敗する理由と、おすすめ転職方法について解説していきます。

この記事の信頼性

就職活動2回、転職活動1回の合計3回の就職・転職活動を経験し、現在は採用担当も兼任している管理人が求職者および面接官の両方の目線から就職・転職活動について解説していきます!

 

消防士・消防設備士の転職が難しい理由|後悔しない転職方法も解説!

◎ 消防士と消防設備士が転職に失敗する理由

まず先に表題の結論ですが、消防士と消防設備士が転職に失敗する理由はズバリ「シューカツ」をした経験がないからです。

敢えて「シューカツ」とカタカナで書いたのは、例えばハローワーク求人に応募する自分自身を求人市場に上げない就職活動と区別する狙いがあります。

「シューカツ」の定義

ここでは自分自身を求人市場に出して、数ある企業へ応募してから複数の内々定を勝ち取り、その中の一社を選ぶ就職・転職活動を「シューカツ」と(ここでは)呼びます。

最初に消防士・消防設備士になった際にシューカツを経ていない(=自分自身を市場に上げた経験がない)ことが、転職活動時にハンデとなっているのです。

火消しタマスケ
火消しタマスケ
消防士は公務員試験を受けて消防士になる為、シューカツをしたことがある人は少ないです。
消防設備士や電気工事士になった人も、ほとんどが例えば工業高校に求人があったとか、知り合いの会社が防災屋をしていて誘われたので入った等の就社理由が多いでしょう。
管理人

その理由は防災屋や電気工事業を営む会社は地域密着の小さい組織が多く、もし求人を出しても市場の数多ある求人に埋もれて勝てない事情があります。

自分自身を求人市場に上げて、ふるいにかけられる経験をしておくべき!

 

◎ 転職活動も競争

よっぽど人気や知名度がなくて慢性的な人手不足である企業以外、求人に対して転職者が応募して内々定を勝ち取るとなると他の候補者と競争することになります。

審判タマスケ
審判タマスケ
ここで、いきなり冒頭で紹介した若者よろしく『オレは、こういう信念で転職活動すんねん!』とオリジナルの履歴書を作って面接官にアピールはNG!
(ブッ飛んでいて面白がってくれる人はいるかもしれませんが、大概『あっ‥クセがすごい‥』と敬遠されてジ・エンド)
管理人

そうではなく、まず一般的な転職活動の方法を知っておくべきでしょう。

 

◎ 具体的な就職・転職活動の方法

大前提として、シューカツとは求人市場で自分を売る行為であり、企業に自身を評価してもらった上で買ってもらうイベントであると認識しておきましょう。

できるだけ自分自身を高い価値で買ってもらうため、売り手側である就職・転職活動をする求職者は以下のステップを踏んで工夫をする必要があります。


  • 自己分析と企業研究(準備段階)



  • 求人サイトに登録してエントリー



  • 面接(口頭での自己PR)



  • 内々定を承諾する



順番に解説していきます。

step
1
自己分析と企業研究(準備段階)

市場で自分自身を売り込む際に、その売り物(=自分)について何も知らないようでは、誰も魅力を感じくれず買ってくれません。ですから、自分自身の強みの棚卸として「自己分析」を行うのです。

ここで注意すべきは「強み」のみ市場に評価されることです。

弱み、つまり苦手な事をできるようになったからといって市場に評価されるレベルまで持っていくのは極めて難しいので、この自己分析では「強み」をできるだけ探すようにしましょう。

次に自己分析で見つかった「強み」を武器にして活躍できそうな業界および企業を選定(=企業研究)していきます。

この企業研究で注目すべきは業界および企業の「USP」です。

USPとは?

USPとは(Unique Selling Proposition)の略で、その業界や企業が持つ「独自の強み」のことです。

業界や企業が提供するサービスのUSPは何なのかを研究し、そこに自己分析で発見した自身の強みがマッチするかどうかを調べます。

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この自己分析と企業研究の2つができていれば「なぜ、その会社の求人に応募するか」が分かります。つまり志望理由が明確になるのです。

 

step
2
求人サイトに登録してエントリー

現在、企業の求人に応募するには求人サイトに登録して、そこからエントリーする方法が一般的です。

この求人サイトも数多あるので、とりあえず登録はしておきましょう。

登録必須の求人サイト2つ(中途)

以下2つは、転職活動をする上で登録必須とも言えるべきメジャーな求人サイトです。

リクナビNEXT

公式サイト:https://next.rikunabi.com

 

doda

公式サイト:https://doda.jp

 

中途採用に特化した求人サイト

加えて中途の場合は既にキャリアが始まっていることから、例えば建設業に特化した求人サイトや中小企業の掲載が多い求人サイト等、特徴がある求人サイトが存在します。

セコカンNEXT

公式サイト:https://sekokan-next.worldcorp-jp.com

 

建職バンク

公式サイト:https://kenshoku-bank.com

 

自己分析および企業研究の結果、自分に合った求人サイトを見つけるのも大事です。

ここで選定した求人サイト経由で気になる企業にエントリーシート(≒履歴書)を企業に提出し、まずエントリーシートの段階で選考が始まります。

このエントリーシート(ES)の段階で落ちることもあります。

ちなみにエントリーシート(ES)で落ちる場合の可能性は以下の2択どちらかが原因です。

ESで落ちる原因2つ

①学歴フィルター

②自己分析・企業研究が足りていない

生々しい話、企業の中には膨大なエントリーシート(ES)を見る手間を省くために①学歴フィルターを設けているところがあります。

ただし、この①学歴フィルターも自己分析・企業研究の準備段階で『ここは自分の学歴じゃ無理そうだな‥』と分かることも多いので、ほぼ②自己分析・企業研究が足りていないが原因です。

よって、ここのエントリーシート(ES)で落ちた場合は論外だったとして準備段階に戻ることも視野に入れましょう。

転職エージェントを活用しよう!

現在、転職エージェント(求職者と企業をつなげる専門企業)に相談するのも当たり前の時代になっています。

 

ビズリーチ

公式サイト:https://www.bizreach.jp

CMでお馴染みのビズリーチ、ハイクラス人材(年収500万円~)の求人に特化しており、何と有料の「プレミアムステージ(月額3,000~5,000円ほど)」サービスも用意されています。

一般的な転職エージェントの利用料は企業側が負担する仕組みである為、求職者は原則「無料」で相談や面接のサービスが使えるものです。

他の求人サイトや転職エージェントと比べても情報の質が違うので、もし本気でキャリア・年収アップを目指す方は登録しておきましょう。

 

資格de転職

公式サイト:https://jpsk-job.jp

 

RSG【建設業界専門の転職支援サービス】

公式サイト:https://施工管理求人.jp

 

マイナビエージェント

公式サイト:https://mynavi-agent.jp

現在の転職活動においては、こういった転職エージェントをつけることも当たり前の時代になっています。

自分の転職活動について相談にのってくれて、おすすめの案件を紹介してくれる優良な転職エージェントが見つかればラッキーです。

ただし、転職エージェントが紹介したからという理由で転職先を決めるのは絶対にやってはいけません。

あくまで最後は自分で決めましょうね、それが後悔しない転職の秘訣です。

転職サイトまとめ

求人サイト・転職エージェントオススメ度サービスのUSP(独自の強み)
リクナビNEXT求人数No.1、アプリもあって便利。
doda多種多様な求人あり。
セコカンNEXT施工管理技士に特化
建職バンク建設業全般に特化
資格de転職有資格者の転職に特化(※一都三県に強み)
ビズリーチハイキャリア人材に特化(※有料プランあり)
RSG【建設業界専門の転職支援サービス】建設業専門の転職エージェント
マイナビエージェント多種多様な求人の転職エージェント

 

step
3
面接(口頭での自己PR)

エントリーシート通過もしくは転職エージェントの紹介で企業の面接に到達できれば、あとは口頭で人事担当者の質問に回答しつつ自己PRをしていくのみです。

ここでの自己PRとはズバリ『なぜ御社(受ける企業)に自分がマッチしていて、もし採用していただければ、こういう理由で役に立てますよ。』ということを論理的にアピールする作業になります。

怪人タマスケ
怪人タマスケ
直接、口頭で話すので、ここでも自己分析や企業研究にボロがある自己PRだとバレます。
この場合、最終的に就社した際にミスマッチに気付くのが企業側および転職者側の双方にとって不幸なので、むしろボロがあるならバレた方がいいんですけどね。
管理人

何としても面接に通過して、その会社に就職したいのであれば準備段階も怠らないはずですから、もし落ちたのであれば準備が足りなかったと反省しましょう。

 

step
4
内々定を承諾する

もし第一志望の会社が明確で、そこに受かったら他はもう不要という状況であれば、一社の内々定を快諾するのみでしょう。

しかし第一志望群があり、最終的に内々定を勝ち取った企業数社で就社する企業に迷う場合、もしかしたら友人や転職エージェント等の誰かに相談したりするかもしれません。

ここで後悔しない転職活動にするために大事な心得として「正解は存在せず、自分で選んだ企業だけが正解」であることを念頭に置いておくことが挙げられます。

もし最終的に転職先を選んでから入社後にしか気づけないギャップに直面した際『やっぱ、あっちにしときゃよかったわ~』等と選択の責任を他者に転嫁するのだけは避けるべきです。

この自分で選ばなかった感覚由来の後悔はどうにもできず、その転職活動は失敗になってしまいます。

身内や転職エージェントのアドバイスは参考にしてもいいですが、それを鵜吞みにして自分自身の進路を決めてはいけません。

就職・転職際は自分で選ぶこと、ここだけは後悔しない転職をする上で要注意!

 

◎ 「青い鳥症候群」にご用心!

昨今、便利な時代となり転職活動のハードルも下がったことから「青い鳥症候群」なる言葉が出てきています。

青い鳥症候群とは

青い鳥症候群とは ❝現実の自分や、取り巻く環境、待遇などを受け入れられず、自分にはもっと力があり、もっと能力を発揮できる場所があるはずだ、という考えを捨てられず、理想の職場を求めて転職を繰り返す人❞ のことです。

一度、徹底的に準備をして求人市場で自分をさらけ出し、それで転職先が決まったら、そこで頑張る!(※ブラック企業以外)

何度も言いますが、就職・転職先は「自分で決断して、覚悟を決める」こと。

転職でも何でもそうですが、これ後悔しない転職をするために大事な心得ですね。

転職サイトまとめ

求人サイト・転職エージェントオススメ度サービスのUSP(独自の強み)
リクナビNEXT求人数No.1、アプリもあって便利。
doda多種多様な求人あり。
セコカンNEXT施工管理技士に特化
建職バンク建設業全般に特化
資格de転職有資格者の転職に特化(※一都三県に強み)
ビズリーチハイキャリア人材に特化(※有料プランあり)
RSG【建設業界専門の転職支援サービス】建設業専門の転職エージェント
マイナビエージェント多種多様な求人の転職エージェント
今の自分が転職活動するなら‥求人サイトにリクナビNEXTを使いつつ、ビズリーチで転職エージェントに条件のいい非公開求人を紹介してもらう方法を選びます。
管理人

これから転職される消防士・消防設備士の皆さんが成功されることを心より祈っております。

 

◎ まとめ

  • 就職活動2回、転職活動1回の合計3回の就職・転職活動を経験し、現在は採用担当も兼任している管理人が求職者および面接官の両方の目線から就職・転職活動について解説した。
  • 消防士と消防設備士が転職に失敗する理由はズバリ「シューカツ」をした経験がないからであり、自分自身を求人市場に上げて、ふるいにかけられる経験をしておくべきであった。
  • 後悔しない転職活動にするために大事な心得として「正解は存在せず、自分で選んだ企業だけが正解」であることを念頭に置いておくことが挙げられた。
  • この記事を書いた人

管理人

【経歴】鈴鹿高専材料工学科 ⇒ 静岡大学工学部(3年次編入学) ⇒ 院 ⇒ 鈴与㈱ ⇒ 青木防災㈱
【保有資格】消防設備士全類・危険物取扱者全類・第二種電気工事士・工事担任者(AI・DD総合種)・第三種電気主任技術者
【主な活動】月刊誌「電気と工事(オーム社)」コラム執筆・ブログ(月間40万PV)・Twitter企業アカウント(フォロワー数3.7万人)の運営

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